バレット食道

バレット食道は、食道粘膜(扁平上皮)が胃粘膜(円柱上皮)に置き換わっている状態が継続している病気をいいます。通常ヒトは、胃酸が逆流すると、食道粘膜(扁平上皮)が胃粘膜(円柱上皮)に置き換わります。しかし、頻繁に胃酸の逆流を繰り返すことで、呼吸器系感染や肺炎、逆流性食道炎の悪化を引き起こし、食道がんなどの重篤な合併症が生じる可能性が高まります。
そのため、逆流性食道炎の症状である胸やけや胃もたれなどの症状が長期にわたって続く場合は、医師に診てもらうことをお勧めします。些細な症状でも消化器内視鏡学会専門医がいる病院/クリニックで、適切な治療を受けましょう。

バレット食道は、胃の酸が食道に逆流することによって引き起こされる粘膜組織の変化です。バレット食道の原因には、胃の酸分泌過多、胃の壁の弛緩、食道の狭窄、食道の弛緩などが考えられます。特に、胃のポリープや胃がん、十二指腸潰瘍などによって胃酸の逆流が起こることがあり、これがバレット食道の原因となります。
また、生活習慣や食生活、ストレスなどもバレット食道の原因となることがあります。バレット食道は、早期発見と適切な治療が重要であり、胃カメラ検査を受けることで病気を早期に発見することができます。

胃カメラ検査は、胃にできたポリープを検出するために最適な方法です。胃カメラ検査は、鼻からもしくは口から行い、胃と十二指腸を直接観察することができます。このように、胃カメラ検査は炎症や出血、ポリープや悪性腫瘍の発見に最適です。検査中にポリープが発見された場合には、病理検査を行うことがあります。検査時間は短く、5~10分程度です。

食道や胃の炎症や胃がん・胃ポリープ・胃潰瘍などの病気を発見し、適切な治療方針を立てるには内視鏡検査が必須となります。当院では細いスコープを用いた経鼻内視鏡検査を実施しており、鎮静剤を使用し眠った状態で内視鏡検査を受診することも可能です。また、当院では、最新の内視鏡AIシステムを活用し、微細な早期病変まで発見することができます。さらに、消毒・洗浄など徹底した感染対策を取っています。些細なことでもお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

いのうえ内科では、消化器内視鏡学会専門医として豊富な経験を持つ医師が、バレット食道の治療を行います。また、消化器疾患だけではなく、総合内科専門医・肝臓専門医として、風邪などの病気から糖尿病、高血圧などの診療に加え、食道炎、胃炎、便秘などのお腹に関わる病気まで幅広い診療を行っております。さらに大学病院で肝臓癌の治療・研究の経験があり、肝臓の専門的な診断もいたします。
また、心や体の不調に対しては一般的な西洋薬だけではなく、漢方薬も処方しています。地域の皆さんから信頼され、愛されるクリニックを目指して、患者さんが心から笑顔になれるようにお悩みに寄り添い診療を行います。体の不調があれば何でもご相談ください。

資格

• 医学博士
• 日本内科学会　認定内科医
• 日本内科学会　総合内科学専門医
• 日本消化器病学会　消化器病専門医
• 日本消化器内視鏡学会　消化器内視鏡専門医
• 日本東洋医学会　漢方専門医
• 日本肝臓学会　肝臓専門医
• OND(Orthomolecular Nutrition Doctor)
• 上部消化管内視鏡スクリーニング認定医
• 大腸内視鏡スクリーニング認定医
• 人間ドック・予防医療学会認定医
• 人間ドック検診情報管理指導士(人間ドックアドバイザー)
• 遺伝的検査アドバイザー
• 日本渡航医学会　認定医療職

所属学会

• 日本内科学会
• 日本消化器病学会
• 日本消化器内視鏡学会
• 日本東洋医学会
• 日本肝臓学会
• 日本人間ドック学会
• 日本渡航医学会
• 日本オーソモレキュラー医学会
• 点滴療法研究会
• 再生医療抗加齢学会
• 日本プラセンタ医学会