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暑い夏こそ

ここ最近、暑いかと思ったら夕方にスコールのような土砂降り。温暖化によって気候が変わったのか、たまたまなのか…現在進行形で生きている私達には判断でにないですね。大きすぎる存在である自然に対して人間の無力さと畏怖の念を抱かざるを得ません。しかし同時に、厳しい気候でも逞しく生きる人間を含めた動物、暑い中咲いている美しい花々、濃い緑の葉っぱを茂らせた夏の木々などの植物の生命の美しさを感じます。

夜10時くらいに公園に犬の散歩に行くと、蝉や夏の虫が鳴いています。夏草や土、そして甘い樹液の匂いがします。「ああ夏だな。」と思います。そんな時、松尾芭蕉の句が思いおこされます。

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

芭蕉の世界に浸りながら「かき氷食べたいな。水ようかんもいいな。」など思っています。

ただ最近の夏は、いくら涼しげな事を考えてもやはり「暑い」。雨が降ってくれるだけましだけれど、暑い。このような過酷な外的環境はストレスになります。暑すぎて蝉が羽化できないとニュースで言っていました。人間も自然の一部なので例外ではなく、暑さそのものがストレスになります。

暑いのでクーラーが欠かせません。でも、冷えます。足元が冷えます。また、湿度が高いと体はますます冷えます。そうするとお腹を壊したり、頭痛、肩凝り、めまいなどの体調不良に見舞われることがあります。

夏バテ予防、元気に夏を過ごすため、また体を大事にするという意味でも「暑い夏こそ温かい食べ物も食べよう!」を頭の片隅に置いてもらえるといいなと思います。

おすすめ食材は生姜。今の季節だと新生姜が旬なので店頭に並びます。もちろんチューブ入りの生姜でも十分です。生姜は漢方薬ではショウキョウと呼ばれ、温める作用があります。体が温まると免疫力も上がります。

お味噌に生姜を足す、茹でたほうれん草に生姜しょうゆをかける。コンソメスープに生姜を入れるのも美味しいですよ。照り焼きのタレに足すのもいいですよね!

家族に好評だったおすすめレシピがあります。和風だしに具は何でもオッケー。お味噌汁を作る手順です。具材に火が通ったら甘酒と生姜とお味噌を足します。味はお好みです。これらの量は自分好みで調整するといいです。これであっさりしたクリームシチューのようなスープの出来上がり!可能なら鶏肉やベーコンなどタンパク質を入れると、コクも出るので良いかと思います。スープご飯にしても美味しいですよ。疲れたお腹にもいいですし、何より温まります。

これから夏本番。温かい食べ物を食べて、どうぞ健康第一でお過ごし下さい。

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